FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
普通、取調室に入って調べられることはまずない。警察に飛び込んだのが、確か午前10時前だっただろう。

ドラマに出てくるような取調室に入ると、いきなり私が犯人のような取り扱いである。なぜだ。?私は自問自答した。矢継ぎ早の質問に、不慣れな私は答えるのがやっとである。

そうした私の様子を見て取ったのか、言葉使いが非常に乱雑になった。どこかが、間違っている。

いや、何も知らないまま、お金を日銀に持っていったら、それが偽札だったということだ。答えは、実に簡単なのだが、その事実が通用しない。

何回繰り返し、経緯なり状況を述べても全く聞く耳を持たない。それは、犯人としての答えでないからである。

そうした、警察の態度に私も切れかけた。なにせ、経緯をせつめいするだけでそれ以上の情報を持たない。

第一、 清水に依頼されて、清水から―渡辺、そして私にお金が手渡されただけであり、
清水の先が誰なのか。どうやって、どこから持ってきたのかなど、全く私は知らないのである。

ただ、私は清水から話を聞いていたことだけしか、答えられなかった。私も、言うことにことかいで、偽札を日銀で発見して警察に持ち込んだのだから、「本来は、表彰ものだ」とまで、言った。正直、私は本気でそう思った。

今、考えると生意気な奴だ―と、刑事連は思ったはずである。

昼食時間となって、外に出た。早速、清水に電話を入れて聞かない限り、警察で話す情報がない。

私は、まず「君の先は誰だ」と言った。清水は誰かと打ち合わせしている様子で、「いま、取調べを受けている」と言っても私に詫びる様子はない。なんたることだ―偽札犯人に警察から疑われているのに、その責任を取る感じは全くなかった。

清水は「自分の先は安田だ」といい、「お金は台湾から―云々」と言う。私は、最初聞いたように「アメリカではないのか」を何回か繰り返した。

もう直ぐ、引き返して取り調べである。清水と押し問答する暇はなかった。


スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://justice001.blog115.fc2.com/tb.php/7-5cb7ad28
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。