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昼食を急いで済ませて帰ってみると、午前中の状況とはまるっきり刑事の態度が違うのである。どこから、誰からがなくなった。そして、刑事はお札の色はどうだったかと言う。お金なのに、色など意識していない。

何回も、「私にとって、お金なのに色なんか気にしていません。」
と何回いっても聞き入れない。
「多少、赤っぽい感じがあっただろう。透かしはどうだ」
とか、いくら私が言っても駄目である。

「帯封なのだが、大げさだっただろう。」というから、
「いや、日銀から出る帯封はこれなのかと初めてみたし、カラーですから立派だと感じた」というと、
「そうだろう。それが大げさということなのだ」と、刑事は勝手に結論づけた。

私が、なかなか刑事の話に同調しないからか突然机を思い切り叩いて、机の脚をけりあげた。この威圧と同時に、大野刑事は、
「お前の次男が主犯か!」と、大声で叫び散らす。
言うことにことかいで、次男が主犯とは―どういうことだ。この無茶苦茶な大野刑事の話に、私の顔色も変化したと思う。

もう、この連中に真実を話しても聞く耳を持たぬばかりか、犯人としての枠の中に入れようとするのが、ありありと感じられた。

それは、全く持って事実を追求しようとしない彼らの姿勢がみえみえだったからである。

私が、この大野刑事の威圧に黙り込むと見たのか、すぐさま担当をかえてきた。今度は津田と言う部長である。少し、やわらかそうなタッチで私の経歴を聞こうとしてきた。民間の金融機関から、警察畑に入った変り種と言う。

プライベートな話になると、案外お互い静かである。この人間とは、話できるかと思っているうち、県警本部の刑事だと入ってきた。

この刑事、もう私を犯人扱いである。言葉使いは乱暴だし、態度も実に悪かった。この刑事のときだったと思う。私も思い余って、取調室から従兄弟の刑事に電話をいれた。


「いま、こうこうしかじかで取調べを受けている。しかし、身に覚えがないのにこの連中は、恰も犯人のような口の聞き方だ。こんなことは、絶対に許されない」と、その場の状況を述べて、対応の仕方を教えてもらおうとした。

ところが、この刑事は私から電話を取り上げ、
「県警本部の○○と言う者だ。あんた階級は―と従兄弟にいった。」すると、従兄弟のほうが階級が上だったらしく、
この刑事「失礼しました」を繰り返していた。

しかし、私への追求は手を緩めることはなかった。もう真夜中を過ぎて、翌日の午前1時30位になっていた。
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